ヤンマー建機の後方超小旋回油圧ショベル「ViO80-7」が2023年度グッドデザイン賞を受賞

ヤンマーホールディングス株式会社https://www.yanmar.com/jp/ ヤンマー建機株式会社は、後方超小旋回油圧ショベル「ViO80-7」が「2023年度グッドデザイン賞」を受賞したと発表した。この「ViO80-7」は8tクラスの油圧ショベルで、高出力化した自社製エンジンと油圧システムViPPS2iを搭載しており、掘削スピードや登坂速度を向上させている。また、燃費基準と低騒音技術を採用したことで環境性能にも配慮しているのが特徴。 ●受賞対象についての情報https://www.yanmar.com/jp/construction/products/excavator/vio80_sv100/ ●グッドデザイン賞https://www.g-mark.org/ ●審査員評価コメント狭小地向けのコンパクトな油圧ショベルとして洗練されたデザインが際立っている。広いグラスエリアが開放的な作業空間を提供し、外観からも視界の広さが感じられる。多機能なHMIとシンプルな操作系統により、効率的な作業と安全性を実現し、作業の負担を軽減すると共に、事業者の満足度向上も期待できる。ブランドカラーの赤と黒を基調としたカラーリングは、都会的で洗練された印象を醸し出し、最高の燃費基準達成と低騒音技術の導入によって、都市土木作業に最適なパフォーマンスを実現している。完成度の高いデザインと先進的な機能性の融合は、使いやすさと効率性を両立させ、ヤンマーのブランド価値を一層高めている。

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次世代型ロボットハンドのThinkerが2.3億円の資金調達を実施

株式会社Thinkerhttps://www.thinker-robotics.co.jp/ 株式会社Thinkerは、大阪大学ベンチャーキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、三菱UFJキャピタルを引受先とした第三者割当増資および日本政策金融公庫からの新型コロナ対策資本性劣後ローンで、総額2.3億円の資金調達を実施した。同社は、近接覚センサーによって「指先で考えてつかむ」次世代型ロボットハンドの開発を加速させる構え。 この近接覚センサーは7月31日より出荷開始されており、赤外線とAIを組み合わせて物体の位置と形を非接触かつ高速に把握できるセンサー。Thinkerは、近接覚センサーを活用したロボットハンドの開発に取り組んでおり、鏡面や透明物質などの取り扱いや、現場環境に応じた柔軟なピッキングを可能とするのが狙い。今後は、ショールームの整備やデモ機の拡充、営業人材の採用などにも取り組む予定で、このセンサー技術をベースとした実用的ロボットハンドが一層活用されていくことが期待されている。

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アビルコインターナショナルがポリエチレン製アウトリガー用パッド「CRANE PADS」をTOOL JAPANに出展

有限会社アビルコインターナショナルhttps://abileco.com/ 有限会社アビルコインターナショナルは、アウトリガー用パッド「CRANE PADS」の販売代理店として、プロツール展示会「TOOL JAPAN」に出展すると発表した。「CRANE PADS」は樹脂製の敷板で、建設機械の安定性と作業効率を高めるパーツ。従来の鉄やアルミの敷板と比べて、軽く耐久性が高いのが特徴となっている。耐水性、耐油性、耐薬品性、耐候性の面でも優れており、南極大陸でのプロジェクトにも採用されている。素材は高品質なヴァージンポリエチレンで、腐食に強く紫外線劣化もない。不要になった場合にはリサイクルも可能で、環境対応も十分に図られている。同社は2023年10月11日から13日まで東京ビッグサイトで開催されるイベント「TOOL JAPAN」に出展し、「CRANE PADS」の全製品を展示する。

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ジェイテクトのグループ会社が電磁弁の30%低電力化を実現

株式会社ジェイテクトhttps://www.jtekt.co.jp/ 株式会社ジェイテクトのグループ会社であるジェイテクトフルードパワーシステムが、低電力で稼働する「次世代電磁弁LK-99」を開発。この次世代電磁弁LK-99は、消費電力を従来比30%低減しており、省エネを対策が必須の現場において重要なパーツとなる。電磁弁は電気によって磁力を発生させて油の流れを制御するバルブなので、消費電力の削減が求められてきたが、ジェイテクトフルードパワーシステムでは磁場解析技術を活用してソレノイドの高効率化を図ることにより低電力化を実現した。同社では、省エネ油圧ユニット「トヨパックECOⅡ+ (プラス)」と「次世代電磁弁LK-99」を組み合わせることで、より一層の省エネやコスト低減を実現する。例えば、5台の電磁弁組み込んだ設備を100台設置する工場では、すべてをLK-99に切り替えることで年間1.1トンのCO2削減効果が見込まれる。

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ミネベアミツミが汐留にクロステックミュージアムをオープン

ミネベアミツミ株式会社https://www.minebeamitsumi.com/ ミネベアミツミ株式会社は2023年9月27日、汐留に『クロステックミュージアム』をオープンした。クロステックミュージアムは小学5年生以上を対象とした体験体感型の企業ショールームで、超精密加工技術や自然界の原理を展示している。精密部品メーカーのミネベアミツミは、将来の技術者や製造業の担い手を育てたいという想いでクロステックミュージアムを開設。少子高齢化や子どもたちの理系離れ・ものづくり離れが深刻化する日本において、技術に触れる教育の場としても機能させる構え。展示の軸となるのは、摩擦・電気/電子・磁気・光/電波といった4つの自然界の原理で、これらを15個の体験展示で理解できるように工夫されている。 ミネベアミツミの製品では、8本槍製品(軸受、モーター、センサー、半導体、液晶バックライト、HDDスピンドルモーター、マシニングコンポーネント、電子デバイス)と、それらを活用した車、紙幣鑑別機、投票用紙分類機、ドローンなど)が展示されている。また、ナビゲートキャラクターとしてX-RANGERS(クロスレンジャー)が、来館者をナビゲートしてくれるアトラクション要素も注目される。

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産業技術総合研究所がチタン酸バリウムナノキューブ単層膜とグラフェンの交互積層プロセス技術を開発

国立研究開発法人産業技術総合研究所https://www.aist.go.jp/ 国立研究開発法人 産業技術総合研究所は、誘電体材料であるチタン酸バリウム(BTO)の立方体単結晶(ナノキューブ)単層膜と、多層グラフェン膜の交互積層プロセス技術を開発した。これによって、約20nmサイズのBTOナノキューブを二次元的に規則配列させた単層膜と、2~3nmの厚さの多層グラフェンを交互に重ね合わせた極めて薄い積層構造を作製することが可能になった。 この積層セラミックコンデンサーとは、電子回路において電気を蓄えたり放出することで、電圧を安定させたり電気的なノイズを取り除く役割を果たす電子部品を指す。性能向上のためには層を薄くして積層数を増やすことが重要で、そのための技術開発が進められてきている。今回、交互積層化技術として、BTOナノキューブ単層膜と多層グラフェンを交互に転写することで、極めて薄い積層構造を作製する方法を開発。従来の積層セラミックコンデンサーと比較して、誘電層と電極層の厚みをそれぞれ10分の1以下、100分の1以下にまで薄層化できるようになった。これによって、積層セラミックコンデンサーの飛躍的な薄層化に道筋がついたと評価される。

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ショーワグローブが耐切創手袋シリーズのWIRETEXとFORTEXを2023年9月新発売

ショーワグローブ株式会社https://www.showaglove.co.jp/ 家庭用・作業用・産業用手袋メーカーのショーワグローブ株式会社が、新たに耐切創手袋シリーズとして、WIRETEXとFORTEXを9月から発売する。それぞれウレタンパーム手袋とニトリルパーム手袋の2種類があり、ウレタンパーム手袋はやわらかくスベリ止めが効き、ニトリルパーム手袋は高いスベリ止め効果と耐油性・耐摩耗性を持っている。 「WIRETEX (ワイヤーテックス)」は、耐切創レベルEという高い耐切創強度を持ちながら、やわらかく手になじむように開発された手袋。ステンレスワイヤー糸と高強度ポリエチレン糸の複合糸を使用し、ガラスや建材、鋼板などの運搬・加工に適している。「FORTEX (フォルテックス)」は、耐切創レベルDという高い耐切創レベルを持ちながら、指先感覚を活かせる設計の手袋。特殊な高強度ポリエチレン糸を使っており、18ゲージの細かい編み目とすることで、小さな部品の取り扱いや細かな作業を可能としている。導電性材料を使った制電タイプの商品もラインアップし、作業中の摩擦や接触による帯電を防ぐ。また、タッチパネル対応やシリコーンコントロール機能も持ち合わせている。

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REVOXが切削・金加工のAI見積り「SellBOT」にAI SEARCHプランを追加

株式会社REVOXhttps://www.sellbot.jp/ システム開発・販売を行う株式会社REVOXは、切削・板金加工のAI見積り「SellBOT(セルボット)」に、類似図面検索プラン「AI SEARCH」を追加して発売した。これによって、複雑な図面でも類似図面の情報を引き出し、見積りを可能としている。この「AI SEARCH」機能は、過去の類似図面をAIが検索し、見積りや設計、調達などの業務をサポートするもので、切削加工だけでなく、板金、製缶加工の組み図や部品図にも対応している。対応ファイル形式はPDF・TIF図面で、文字情報はOCRを使って抽出可能となっており、類似図面の見積りや加工の実績を参照可能。また、新規図面の見積依頼や発注依頼もEDI機能で行えるので、受発注をスムーズに展開できる。 ■SellBOT製品概要販売形態:サブスクリプション契約(月額制)製品サイト:https://www.sellbot.jp/

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RENATUS ROBOTICSが世界初のワンストップ梱包方式を採用した自動倉庫システムの提供を開始

RENATUS ROBOTICS株式会社https://www.renatus-robotics.com/ RENATUS ROBOTICS株式会社は、独自のワンストップ梱包による自動倉庫システム「RENATUS(レナトス)」の提供を開始した。RENATUS ROBOTICSは、TRUST SMITHグループからカーブアウトした東大発AI・ロボティクスベンチャーで、Nasdaq上場を見据えたグローバル展開を目指している。「RENATUS(レナトス)」は、高速な専用シャトルが走行するラック内にコンテナを保管し作業者の元へ運ぶ自動倉庫システムで、世界初の独自システム「RENATUS CORTEX」には、シャトル2000台を同時制御し、最短ルートを衝突なく高速移動させる。これにはローカル5Gを介して各シャトルに伝達させる業界初の「配車最適化アルゴリズム」を採用している。特徴的なのは、ピッキング・集約・梱包を一人の作業者で完結できる新方式の「ワンストップ梱包」で、バッファ装置やベルトコンベアなどの設備を削減できる設計を採用している。また、シャトルが水平方向に高速移動(4m/s)し、昇降リフトが上下方向に高速移動(4m/s)することで、1時間1人当たり500行以上のピッキングを実現。同社では、導入設備を大幅に削減した設計でイニシャルコストの大幅な削減を実現したほか、ワンストップ梱包方式で従業員の人件費を最大で1/3に削減できるなど、高効率・低コストな無人倉庫実現を進めている。

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