次世代型ロボットハンドのThinkerが2.3億円の資金調達を実施

株式会社Thinker
https://www.thinker-robotics.co.jp/

株式会社Thinkerは、大阪大学ベンチャーキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、三菱UFJキャピタルを引受先とした第三者割当増資および日本政策金融公庫からの新型コロナ対策資本性劣後ローンで、総額2.3億円の資金調達を実施した。同社は、近接覚センサーによって「指先で考えてつかむ」次世代型ロボットハンドの開発を加速させる構え。

この近接覚センサーは7月31日より出荷開始されており、赤外線とAIを組み合わせて物体の位置と形を非接触かつ高速に把握できるセンサー。Thinkerは、近接覚センサーを活用したロボットハンドの開発に取り組んでおり、鏡面や透明物質などの取り扱いや、現場環境に応じた柔軟なピッキングを可能とするのが狙い。
今後は、ショールームの整備やデモ機の拡充、営業人材の採用などにも取り組む予定で、このセンサー技術をベースとした実用的ロボットハンドが一層活用されていくことが期待されている。